人の繋がり・共感の進化を描いたセンス8の創造する世界

こんにちは。海外映画やドラマが大好きなユウヒです。

最近視聴したsense8(センス8)というNetflixオリジナル作品に感動しました。

ストーリー構成・映像・音楽の全てにおいて芸術的なレベルに仕上がっており、視聴者を飽きさせず、非常に完成度の高い作品となっています。

また、世界中でのロケーションインターナショナルなキャスト陣と、スケールの大きさに驚きました!

そんなわけで、センス8の魅力を知ってもらいたいなと思って、記事にすることにしました。

 

強い共感・感応で結ばれたsense8(センス8)の創造する世界

サイエンスドラマである「センス8」は、ウォシャウスキー姉妹とJ・マイケル・ストラジンスキーによって生み出されたNetflixオリジナル作品です。

ウォシャウスキー姉妹はマトリックスやクラウドアトラスなどハリウッド大作を手がけているため、ご存知のかたも多いかもしれませんね!

シーズン1は2015年、シーズン2は2016~2017年、最終話は2018年春にNetflix上で公開されました。

 

世界中の複数都市での撮影

製作は米国なのですが、多くの都市が舞台となっています。

ロンドン・ベルリン・ムンバイ・サンフランシスコ・シカゴ・ロサンゼルス・アイスランド・ナイロビ・ソウル・メキシコシティ・サンパウロ・アムステルダムetc..

最終話では、パリ・ナポリも舞台になっており、これほど多くの都市が舞台のドラマや映画を今までに見かけたことはありません。

実際の撮影は、一つずつ都市を移動する形で撮影されていて、複数の都市にわたって同じシーンを何度も撮影していたようです。演技する俳優さんも大変ですね。。

 

 

sense8のあらすじ

本作のストーリーは、アンジェリカと呼ばれる女性が"ウィスパーズ"という男から逃れるために自殺する直前、世界各地の異なった文化の国にいる8人(カフィアス、サン、ノミ、カーラ、ライリー、ヴォルフガング、リト、ウィル)に精神的な繋がりを「産んだ」ことから始まる。精神的にも感情的にも繋がりを持った8人は、互いに知り合って交流し、自分たちが知識や言語、技術を共有することができる「感応者」のクラスター(群体)となったことを知る。世界規模の強大な権力を持つ組織バイオロジック・プリザベージョン・オーガニゼーション(BPO)は感応者を捕えて残酷に扱っており、8人の感応者たちがBPOに存在を察知されてしまったことから物語は展開していく。

wikipediaより引用

 

感応者は「共有」と「面会」を行うことができる。

  • 共有......クラスターに属する感応者のスキルを扱える
  • 面会......その場所に存在していなくても、相手の目の前に姿を表せる

この能力には以下のようなルールがあります。

MEMO

相手の元へ「面会」しに訪れる側は頭の中で思うだけで話すことができるものの、「面会」を受け入れる側は会話のためには実際に喋らなければならず、事情を知らない者の目には奇異な独り言に映る。また、他のクラスターの感応者とは一度でも直接目線を合わせたことがあれば「面会」を行うことができる(クラスターの他の感応者には波及しない)。互いの了承を必要とはせず、また必ずしも意図的に行えるものでもないため、望まぬ状況で一方的に起こることもある。wikipediaより引用

また、感応者が痛みを感じた場合、クラスターに属する全員にも痛みが伴われます。

全24エピソードのドラマ。映画のようなアクションシーンや臨場感、スケールの大きさは本当に素晴らしいです。

 

莫大な制作費

また、Netflixが発注した予算も莫大のようで、Wikipedeiaによると、

第1シーズンの平均予算は1エピソードあたり約450万ドル、第2シーズンは1エピソードあたり約900万ドル

日本円に換算すると、1エピソード当たり、第1シーズンは約5億円、第2シーズンは約10億円。別途撮影が行われた最終話は不明ですが、合計すると、200億円近くの制作費が24エピソードで当てられている計算になります。

壮大です!映画並みのスケール、複数都市での撮影ロケーションができるのも、納得です。

 

人とのつながりを描いた美しい芸術作品

シーズン2最終話より

世界のそれぞれの場所に住む8人が、深い共感で繋がり合う物語。

そして、特殊な人類を脅威と捉え、捕獲し残酷に利用しようとするBPO。

センス8は、現代社会に対する問題提起や人類の進化を感じた作品でした。

 

現代社会では、今でも国・地域同士の争いが起こったり、異質なマイノリティを排他的に扱う傾向がありますが、この作品では現代社会に対するアンチテーゼを唱えているシーンが多いと感じました。

例えば、作品ではLGBTの主人公が2人登場します。親友同士の絆・男女関係・家族など、人間関係の絆を描写するシーンが多いのが特徴です。また、生々しい性的描写もあり、芸術的に美しい作品に仕上がっています。

芸術的描写シーン

 

本作は、wikipediaを閲覧すると、人類の共感関係の進化をテーマとした作品であると語っています。

本作を見て、この類の進化は、テクノロジーが進化した先に起こりうる話であるかもと一瞬思いました。現代のインターネットでも共感やつながりを感じる手段としてSNSが盛んですが、今後はVRやARによって、複数の現実世界を行き来したり、拡張したりすることで、他の人の現実世界を体験したり、共有したりすることができるようになるやもしれません。

また、一般的に欠落している部分があれば、ある感覚が研ぎ澄まされる場合があります。例えば、サバン症候群が挙げられます。それは、高度な集中力の類かもしれませんが、次の時代に適応するために人類が進化し、高度な共感力が発達してもおかしくはありません。

とは言っても、現代社会において、場所の離れた世界中の人たちがスポーツ観戦で熱狂したり、映画を見て一緒に楽しみ合う姿は、すでにセンス8で出てくる感応者に近いような体験をしているのではないかと個人的には思います。

パリでの撮影シーン

 

総じて言えば、センス8は世界規模の壮大なストーリーを描いています!

この作品はシーズン1の1話を見るだけでは何の話だかわからないんですが、回を増すごとに面白くなっていき、シーズン2のフィナーレが一番面白かったです。(個人的な感想ですが)

また、撮影裏話を見ていましたが、撮影技法にも驚きました。この作品では次々に人が入れ替わるんですが、スタントやトリックは一切使わず、カメラワークのみで表現しているそうです。

車の横転シーンもロケットランチャーも現実世界で起こしているようなので、リアル感が半端じゃないです。

 

センス8は近年見た作品の中でもトップクラスに入ります。時間があれば、ぜひ見てみてください。